「マウス ロープス タイランド」

昨年に引き続き「FEVER TOURS」を、今年もタイはバンコクにて開催してきた。

2019.7.6(sat)
FEVER TOURS 2019 in Bangkok @de commune
-act-
MOUSE ON THE KEYS(Japan)
Ropes(Japan)
ZWEED N' ROLL(Thai)
INSPIRATIVE(Thai)
FAUSTUS(Thai)

今回の日本代表は、アジア進出はもう既に経験済み「Ropes」と、アジアのみならず世界にその名を轟かせる「MOUSE ON THE KEYS」の二組。

イベント自体はその一晩一本のみ、なのでなかなかのタイトなスケジュールだった。
特筆すべき面白ネタも無いのだが、回想しつつ今回のタイツアー記を綴りたいと思う。


◼️7月5日(金)

昨年のFEVERツアー出発時と同様に、寝坊と朝の通勤ラッシュを回避する為に始発で成田空港に向かう事にする。
(※昨年の様子はコチラ)

前夜の仕事から帰宅後、荷物パッキングし寝ずにそのまま家を出る。
流石に電車も、銀座から乗った空港行きのバスも見事に空いている。快適だ。

10:00集合に対し7:00には到着していると言う先回りし過ぎた行動。
とりあえず到着していることで安心を得る。

さて、いざ到着したは良いが何もする事は無い。待つのみだ。

フードコートも開いてないのでとりあえずコンビニで缶ハイボールと唐揚げを購入しソファーでキメる。飯も食わずに過ごした徹夜明けの一杯、やはり効きが早い。染みる。

小一時間程経過、座ってたソファーから見えていた回転寿司屋がオープン。一番に入店し飲み直し。まだ出発前だがこの時点でなかなか仕上がり朦朧としてきていた。

そうこうしているうちに集合時間となり、出発「第一陣」に合流。

今回のツアー、演者一部のスケジュールが立て込んでおり
・第一陣5日(金)朝発
・第二陣5日(金)深夜発
・第三陣6日(土)朝発
とそれぞれ別れての出発に。

国内のイベントでも遠征の場合「無事に到着し公演を行う」という事に少なからず何かしらの心配は生じるものだが、海外公演で移動がそれぞれ別ともなると国内のそれとは比にならない心配と不安が出てくる。

とりあえずは第一陣全員の点呼を取り集合を確認、預け荷物超過料金の洗礼を受けつつも無事に搭乗。ひと安心。

6時間程度のフライトなので、寝て起きて酒飲んでまた寝て起きて食事して映画見てまた寝て、なんてしていると意外と時間が無い。あっという間に着いてしまう。

現地時間16:30

バンコクはスワンナプーム空港に到着。

個人的には昨年(2018年)3月以来、1年と4ヶ月振りのタイ。

この時期のタイは所謂「雨季」になるらしく、とは言え日本の梅雨のそれとはまた違い、
バケツをひっくり返したようなスコールが発生する一時的な降り方らしい。
時にはその雨量は「自動車が埋まる程」になる事もあるとか、、、恐ろしい。
なので雨が来てもちょっと雨宿りでもしていれば然程問題は無い様子。

我々が到着する直前にもスコールがあったらしく、降った後は気温が下がり冷やっとした空気になるので、空港を出ての第一印象は「東京より涼しい」だった。

事前にチャーターして頂いていたバンに8人全員で乗り込みホテルに向かう。

現地時間17:30

この時間帯のバンコク市内は日本の帰宅ラッシュの時間帯と同様、交通網に凄まじい混雑が生じるようだ。市街に向かう道路の渋滞は絶望的だった。

基本的にタイの道路の作りは幹線道路が縦横に何本かでそれ以外は狭い路地、
と言ったかなりザックリした設計なようで自ずと車は幹線道路に集中してしまう様子だった。

「ここで右折して右のエリアに入りたいのに」と思っても、1kmくらい先まで走ってUターンして戻って来て左折するしかない、なんて流れを見ていると日本人の感覚では「なんて不便な作りしてんだ」と思ってしまうが、現地ではあまり気にならないのか迂回路や渋滞緩和の対策は特に無い様子。

単純に車の量で言ったら東京の方が多いのだろうが、皆同じ箇所に集結してしまうので自動車密度はタイの方が圧倒的に高い。
ラッシュ時の環八より更に酷い。


余談だが、タイの人たちの運転の荒さは相当なものだ。強引に次ぐ強引でよくもまあ大事故が頻発しないものだと...。実際は起きてるのかもしれないが。
特にバイクなんかは三ケツノーヘル逆走上等ヨロシクな気合いを見せてくれる。
「微笑みの国」とも呼ばれ普段は至って温厚親切なタイの人たちも、ハンドルを握るとその性質が豹変してしまうようだ。タイ在住の人がそう揶揄していたくらいだ。
タクシーの運ちゃんなんかスマホで動画見ながら90kmで一般道を走行してるし。
狭い路地で対面したら、日本ならばまず相手に譲る「思いやり運転」が根付いているが、まぁタイでは譲らない。ガンとして突っ込んで来る。我先にと攻め込んで来る。

こんな言い方ばかりしてるとタイ人の性質をディスってるみたいだが、基本的に路上に出たら変な遠慮してないでガンガン行け!がそこでのルールなのかと。郷に従え、と。そう訓えられた気持ちではあるが、いざ自分がタイで運転する事は避けたいと思った。安全運転第一。


話は戻り、空港を出た時には弾んでいた車内の会話もいつの間にか無くなり進まない道路にすっかり意気消沈し沈黙が続く。飽きて寝てしまう者も。


現地時間19:00.

通常の二倍近くの所要時間をかけなんとかホテル周辺に到着。

が、目前まで来て今度は狭い路地でも渋滞に巻き込まれいつまで経ってもホテルに着けない。

この第一陣で出発した我々、レートの高い換金所で両替する為に空港の換金所などは敢えてスルーしてきた。
日本円しか持たない状態で到着、ホテル近くの高レートで有名な"街の換金所"で換金する事をまず予定していた。

換金所の営業時間は20:00まで。空港を出た時点では「まぁ余裕だろう」と高を括っていた。が、進まぬ渋滞のお陰でそうも言ってられない状況に。既に19:00を超えているのにまだ到着出来ずホテル周辺をウロウロしてる状態。

なんとか到着し急いでチェックイン、ここでも予約した内容と実際の部屋数が間違われる追い討ちトラブル発生。踏んだり蹴ったり。

残り時間20分ほど。換金所までは近いとは言えど不慣れな土地、10分は考えておきたい。

今回出演してくださる演者さん達に僅かな休息も与えることなく、「荷物だけ降ろしたらすぐに下に集合です、良いですか、すぐにです」と指令を下す。

慌ただしく集合し換金所目指し足早に向かう。

ホテルから換金所までは順調に進めば5〜6分程度の距離。ただしその直前には片側三車線=計六車線の大通りが交わる巨大交差点が待ち構えている。絶え間なく車バイクが激流の如く流れる大運河。カオティックな交通量に対し歩行者用の信号は無く、この交差点を渡るのは至難と言っても過言ではない。

が、こちとらケツに火のついた状態。信号が変わった瞬間に「今だ!渡ろう!」とダッシュで向こう岸に渡る。いざとなればやれるものだ。

再び激流が始まる前になんとか渡り切り、振り返る。


、、、あれ?皆んなまだ向こう岸に居る。

、、、あれ?皆んなまだスタート地点に居る。

むしろ自分以外誰も渡ってきてなかった。

オイオイオイ、、、嘘だろう?(涙目)

何してんだよ皆んな、、?

一緒に渡ろうって言ったじゃないか?(言ってないかも)

山でキャンプしてたら大雨による洪水で決壊した川の中洲に取り残された人たち、ってニュースで見たあれですかこの景色?

言うてる場合か。

換金所の閉店までもう時間はない。


詰んだ。


もういっその事皆んなの事は置いといて自分だけでも換金してきて、必要な人にはそこから少しずつ換金して今夜を乗り切ろうか。とさえ思った。

また向こう岸まで戻ることも出来ずに地団駄を踏んでいた。

するとそこに一本の電話が。

なんと対岸で難民状態な皆の元に、このタイ遠征シリーズでは毎度並々ならぬサポートを頂いている現地支部長、タイ在住日本人ginn(ジン)さんが現れたと言う吉報が。今回のタイツアーでもお世話になっている、なる予定だった。

直前まで連絡を取り合っていたginnさんとは換金後に合流する予定だったのだが、
我々の行動があまりに時間ギリギリ過ぎた為に心配になり迎えに来てくれたようだ。

神降臨。震えた。

あまりのタイミングの良さに、ginnさんホントは近くで見ていて皆んながピンチになったらヒーロー張りに出てくるつもりだったんじゃないの?とまで思えるぐらいにバツグンのタイミングで降臨された。

そして対岸に残された迷える仔羊たちを、その対岸側にもある換金所へと導いてくれた。

救世主(メシア)だ。

キン肉マンで言うところのモンゴルマンだ。

結果、自分はそもそも目的としていた換金所へと向かい滑り込みで無事換金成功。この時の達成感たるや。

換金後、改めて連絡しginnさんと久し振りの再会を果たす。
既に皆んなの姿は無く、タクシーに乗せ次なる目的地へ向かわせたとの事。

タイに着きまず最初の食事は、毎度恒例のシーフードレストラン「ソンブーン」へ。

皆んなの待つ卓に、我々は最後の到着。
そこには、今回のイベントには出演しないがすっかりタイでの活動もお馴染みとなりつつある千葉県は柏代表 deepsea drive machine 西さんの姿も。我々より少し早くタイに到着していたようで一緒に出迎えてくれたのだ。こちらも久々に、嬉しい再会。ありがたい。

ソンブーンにて、店の看板とも言える絶品"プーパッポンカリー(蟹のカレー)"を始め、タイと中華のハイブリッド料理で腹を満たす。バンコクに行く事あればここの蟹カレーだけでもお勧めだが、この店のトムヤムクンも実に美味かった。

腹も落ち着いたところで、次はこれまた恒例のホイクワン駅前のパワースポット「ガネーシャ像」へご挨拶に。

ネオン輝く街中に異彩を放つ聖なるエリア、その中央にガネーシャ像が鎮座。観光客も勿論だが、地元の人が多いように見える。タイの人の信仰心の深さを、前回来た時にもこの場所で感じた。

ところで此処のガネーシャ像の一体何が?と言うと、「障害を取り去る」「財産をもたらす」「事業・商業の神」「学問の神」等の謂れから『芸事の成功』を祈願する象徴となっているとか。

音楽を生業とするこのツアー参加者にはうってつけの神様。
明日の公演の成功を祈願する。
備えあれば憂いなしだ。

参拝を終えた後、一行は地下鉄に乗り一つ隣の駅「タイ文化センター駅」へ。そこで下車し巨大ナイトマーケット「タラートロットファイ・ラチャダー」へと移動したのだが、ここがまた金曜の夜と言うこともあってかとにかく人の量と活気が凄い。年末のアメ横ばりに"祭"りだった。

食にショッピングに、はたまたただ地元の若者の溜まり場的なスポットなのか、とにかく人・人・人なこのマーケット。旅行者にも人気らしく、すれ違う何組かの女性グループからは日本語もよく聞こえていた。

初日もまだ到着して間もなくなタイミングだったので土産物を買う気にもなれず、LEOビール片手に広大な広さ(と言うか"広さ"よりも敷地面積に対して店舗多過ぎてその密集度が凄い)マーケットをただブラブラとして過ごした。

各々好きなように過ごし適当な時間でまた集合、本日のプランはこれにて終了、またもや地下鉄に揺られホテルに戻る。

明日の準備をする者、疲れた体を休める者、皆それぞれの時間に入った。

移動の疲れと眠気はありつつも、なんだかまだ一日を終わらすには早く、ホテルに戻ったものの近所の深夜食堂に出向く。FEVER石川、VJロカペニス氏、Ropesアチコ嬢、と言う組み合わせで卓を囲む。

ここで食べたグリーンカレー炒飯?とトムヤムクンが破壊的な辛さを放ちタイを存分に味わう。「軽く一杯」チルモードのつもりで来たが攻撃的な辛さにそこそこのダメージを受けてホテルに戻り、寝落ち。

初日終了。


◼️7月6日(土)

良く寝た。

同室のFEVER石川は既に居ない、早起きして買い物がてら街に出ていたようだ。

早朝に到着した第二陣含めた我々主催チームは、全体の集合時間前に集まり軽く打ち合わせを。とは言え時間は既に昼、本日の出演者陣も既に食事や買い物にと出かけておりそれぞれ行動を開始していた様子。タイトなスケジュールだったのでそこぐらいしか観光するタイミングも無かったのだろう。

会場へと向かう一行とは別に自分は一人ドンムアン空港へ、第三陣で到着予定のMOUSE ON THE KEYS ゲストボーカリスト小林宏衣さんを迎えに向かう。

異国の地で、ましてや「ボッタくり」で有名なタイのタクシーに乗り全くの初対面になる方を迎えに行くという、まだ海外不慣れな自分にはややハードルの高いミッションを与えられた。無事に会えるか心配しかなかった。

とは言えこちらも大人、i-PhoneとWi-Fiさえあれば大抵の事はクリアできるスキルは身に着いているようだ。配車アプリ「Grab」とGoogle MapとLINEを駆使し難なく対面成功。

それにしてもこ「Grab」、これがめちゃめちゃ使える。と言うか助かる。これのお陰でタクシー捕獲に何のストレスも無かった。

事前にマスターオブタイランドginnさんから「ダウンロードしておくように」とのお告げがあったので、とりあえず言われるがままにインストールしておいたのだけど。素晴らしく活用できる、無敵のアプリだ。

ただ初期設定での顔写真登録での読み込みの感度が酷く鈍く、顔が認証されるまでに震えるほど無駄な時間がかかった。40過ぎのオッサンが20分以上もインカメで己にスマホを向けている姿は、周りから見たら「奇妙なヤツ」以外のナニモノでもなかったのではないだろうか。

この顔写真登録さえクリアすれば後は無敵モード、配車無双だ。
アジア圏に旅行に行く方には是非ともこちらをお勧めしたい。

無事の対面を果たし、またタクシーに乗り込み会場である「De Commune(デ コミューン)」へと向かう。

このDe Communeのある場所がまだスゴイ。
例えるならば、郊外にある巨大なショッピングモールを想像して頂きたい。AEONあたりが近いかと。そのモール内、ほとんどが空きテナントでシャッターが閉まっている。4~5階建ての建物、何か営業している様子のテナントは各フロアに2店舗もあるかどうか。人が居ても営業では無く前店舗の解体か掃除してるだけとか。あまりにひと気が無さ過ぎてトイレ入ると本気で恐怖を感じる、ホラーだ。

と思えば、ほとんど閉まっている閑散としたフロアにポツンとコーヒーショップが営業している様なんかは逆に異様、と言うかなんとも現実味が無く異世界感漂う不思議な空間だった。別世界のような。

そんな環境なので「大きな音を出す形態」に向ているのか、De Communeの同フロア―には妙にギラついたクラブがあったり、また一つ下の階にも新しく出来たライブハウスがあったりと、ちょっとした音楽集中商業施設になっていた。

De Communeはその中にある、キャパ150前後のハコ。天井が高く照明も栄え、出音の質も申し分ない、個人的になかなか好きなタイプのライブハウス。

宏衣さんと自分が到着した頃には慌ただしくリハが進行されていた。

会場の外には日本から来てくれたであろうお客さんの姿もチラホラと。旅行も兼ねてお休み取って来て頂いたのだろうか、非常にありがたい事だ。

若干の押しもありつつ、定刻より少し遅れて開場。

いよいよ「FEVER TOURS 2019 in BANGKOK」がスタート。

トップを飾るのはginnさん率いる現地バンド「FAUSTUS」。
これが全く予備知識無しでの初見となったのだが、実にカッコ良かった!
単純に自分の好み、琴線に触れたのだろう。良かった。

二番手はこれまたタイのバンド「ZWEED N' ROLL」。
7.18(木)に今度はFEVERにて行われるこのツアーの日本編、こちらにこのバンドは出演頂けるので是非ともこの機会に観に来て頂きタイ。

三番手は日本から、「Ropes」が。
Vo.アチコさんのイングリッシュMCで会場の雰囲気も和む。アチコさんのあのキャラと言うか持って生まれた個性は世界レベルで通じるんだと、流石でした。

四番手には地元タイの新鋭「INSPIRATIVE」。
流石は地元、支持率の高さが見て取れた。以前に観た時にはginnさんがサポートDr.だったのだが、今回は別の女性ドラマーが加わっていた。

アジア圏でのポストロック/シューゲイザーの支持率の高さは顕著だが、ここタイも例外無くそのシーンの台頭は現地バンドを見ていると如実に感じる。
勿論タイで他にも支持率の高いシーンはあるだろう、自分が行く先がたまたまその手のバンドが多いだけかもしれないのだが。このINSPIRATIVEの人気は確かなものだった。

そして大トリ、我らが「MOUSE ON THE KEYS」。
本番前にマーチが軒並み売り切れる人気っぷり、流石だ。
先に述べたに同じくMOTKのアジア圏での支持率も確かなもの。進行が地味に押し続けた結果、出演は23:30を回ると言うのにお客さんは減っていない。日本でのイベントならばお客さんは(電車等の都合で)まず帰ってしまうであろう致命的な時間帯だ。
が、いざライブが始まったらそんなの問題無し。地元お客さんの熱量も高く、同じ日本人として嬉しく誇らしい気持ちで観ていた。

個人的にかなり久し振りのMOTKのライブ。VJロカペニス氏のビジュアル効果も映えまくり、これまた個人的には初体験の「ボーカルあり曲」でのゲストボーカル宏衣さんの力強く美しい歌声、これ迄に自分が知っていたMOTKの印象を大きく超えてきてとにかく圧倒された。日本を代表する素晴らしいバンドだ。

すっかり日付も変わり夜も深まってきたところで終演。
「FEVER TOURS 2019 in Bangkok」本編終了。

まだ余韻の残る会場で、時間も時間なので撤収を急ぐ。皆で記念撮影して会場を後に。チャーターしていたバンの待つ建物沿いの路地まで機材を運び積み込む。

さぁ打ち上げをしようじゃないか、移動しよう!

でもなんかバンの前にセダンが一台縦列駐車してあるね、
これ移動しないとバン出れないよ、
運転手呼んで動かしてもらおうよ?

バン ドライバー:すいません、この車動かしてください?
駐車場係員:誰が?
バン ドライバー:、、この車の運転手は?
駐車場係員:、、、さぁ?
バン ドライバー:、、この車どかないと出れないんだけど?
駐車場係員:、、、運転手ドコにいるの?
バン ドライバー:いやいや、それをこっちが聞いてんのよ?動かしてよ?
駐車場係員:運転手ドコにいるか知らないよ?ムリだよ!
バン ドライバー:、、、じゃあ出られないじゃん?
駐車場係員:(一応、周囲を探すフリをするも)ドコに行ったか分からないよ!
バン ドライバー:。。。。
※恐らくタイ語でこんなやり取りがされていた。


詰んだ。


いや、むしろ詰まれた方だ。


チェックメイトだ。


このマンモス級にデカいショッピングモールの中、何処にドライバーが入っていったかなんて到底探し出せやしない。

先述したが、このバンコク市内は気性荒めでイケイケなドライバーが多い。そんな中でこのバンのドライバーのおっちゃんはなんとも穏やかな性格で人が好く、道も対向車に譲ってばかりでなかなか進めない非常におっとりとした運転をする人で、それに対し駐車場の係員は声も素振りも大きくいかにもな感じ。なんか逆ギレしてる風。

攻守逆転、どちらが優勢かは明確であった。

時間にして深夜2時を回っていた。
不毛な時間だ。こんなのいつまでも待っていられない。

バンのおっちゃんは車出せないと帰る事も出来ないのでそのまま待機。翌朝の空港に向かう移動でも迎えに来てもらう手配だったのでまたその時に、と。

我々は何組かに別れタクシーで一旦ホテルに。荷物だけ置きまたすぐにタクシーで5分程移動し、ginnさん&西さんの待つ打ち上げの店へと。

この打ち上げで行った場所がまた良かった。

深夜3時だと言うのに明るく活気あるテント村風の作り、「チムチュム」と言うタイ風鍋料理が食べられるお店「ラーンチムチュムスティポン」へ。この鍋の出汁が素晴らしく美味い。日本人も好む味。タイに来て色々食べたけどここのチムチュムが一番美味かった。個人的に。
この出汁が頻繁に鍋に注ぎ足しされるのだが、濁った色味でその出汁の素が何かは不明。その濁り水を指し「池の水みてえだ...」とはマウスKYT氏の言。
だがとにかく美味かった、KYT氏も夢中になってむさぼり喰っていた。
是非ともまたタイに行ったら食べたい。

時間も時間だったので入店から30分程でラストオーダー、1時間を超えたところで閉店の時間に。とは言えもう朝4時、我々もホテルに戻り帰国の準備をしなければならない。またタクシーにてホテルへと帰る。

ホテル横のコンビニでアイス食べたりしながら名残惜しさを感じつつも部屋に帰る。このツアーのメインがこれにて終了。


◼️7月7日(日)

起床。

とは言えさっき寝たばかりな時間だったが。
同室の石川はまた居ない、早起きしてまた何処かへ出掛けていたようだ。
本当は何処で何をしていたのだろうか、、、?深く干渉はしないが、未知だ。

集合時間になり場所に集まると、昨夜閉じ込められていたバンとドライバーのおっちゃんは既に待機してくれていた。あの後、深夜3時過ぎに脱出できたとの話だった。

人も機材も多く一度にバンには乗り切れず、自分含め数人は別タクシーで空港まで移動。空港へ向かうタクシーの車窓、「もう帰るのか。。。」の気持ちでタイの街を眺める。オフ日の無い二泊三日ではアッと言う間過ぎた。日本食が恋しくなる前にまだタイ料理を食べ足りてはいない、むしろ東京帰ったらタイ料理食いに行こうかってぐらいの意地だった。

バンコクに来た金曜日のあの絶望的な渋滞は無く、スムーズにスワンナプーム空港に到着。出航の成田では発生した預け荷物の超過料金も、帰国のスワンナプームでは何故か発生しないと言う謎システムを経由し無事出発。

またもや映画観て寝て起きて飲んで寝て飯食って寝てを繰り返していたら一瞬にして羽田に到着。

ツアー帰りに訪れるあの独特の雰囲気、「帰ってきてしまった」感からくる寂しさと疲労からくる覇気の無い空気。喪失感と言って良いのか、なんとも「シーン...」となるあの空気を感じつつここで解散。各々、家路に向かう。

それにしても日本は7月とは思えない涼しさだった。
Tシャツで帰国したら普通に寒かった...。

小雨の降るなか羽田からはバスで、同じ方面に帰る数人で移動。
そう言えば行きも帰りもバスだったな。


PM22:30、新宿駅到着。

「FEVER TOURS 2019 in Bangkok」、これにて完全終了。

マサヤ_タイブログ用.jpg


皆さまお疲れ様でした。楽しかったです。
また明日の「FEVER TOURS 2019 in Tokyo」新代田FEVERにて。

FEVER 駒村

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