LOW IQ 01 x OLEDICKFOGGY 002

----ソロによって自分自身の新たな発見や自分の音楽の追求があったわけで。

01:それもあったんですけど...、ソロって責任は全部自分、喜びも自分。メリットも大きいけどデメリットも大きいってことがわかった。今は一人で全部やりたいって気持ちはそんなになくて。「俺だけを見てよ!」ってのはもういいでしょっていう(笑)。

----01さんは今、バンドモードですよね。

01:バンドモードっていうかライヴモードですよね。

----いいですね!

01:これまでは作品を作ることが好きだったんですよ。自分のアルバムが完成した時の喜びっていうのが大きくて。最近は、凝り過ぎちゃってマニアックになっちゃうのも自己満足なのかなって思いもちょっとあって。それより、自分が求めてるものとお客さんが求めてるもの、それをライヴでどれだけバトルできるか。いやバトルじゃないんだけどね。バトルじゃなくコール&レスポンスなんだけど、やっぱ僕にとってはバトルというか。愛情あるバーサス。そういう感じでライヴって凄く楽しいな、大事だなって思ってるとこで。

----キャリアを重ねて、ここにきてまたライヴが楽しいっていいですよね。

01:若い頃は、さっきも言ったように緊張のほうがデカかったから。今はホントにいろんな意味でいろんなものが取れて。気持ちが軽くなった。ホントにシンプルに音楽をやる楽しさを見い出してる感じです。楽しさを実感してますね。今までソロでやるって意識が強すぎたんですね。なんでも一人でやらなきゃって思いこんでた。今はそういうのがなくなってきた。プレッシャーもメンバーと分け合おうかなって。無責任な言い方だけど。

----いや、とてもいいと思います。

伊藤:僕らも分け合ってます、と思ってます(笑)。

01:オールディックはホントにライヴが多いからね、分け合ってると思うよ。プレッシャーも喜びも分け合ってるよ。でもさ、これだけライヴをガンガンやるのは当たり前な感じ?

伊藤:当たり前になっちゃってますよね。ちょっと、一週間とか二週間とか空くと不安になっちゃう。

01:わかる。僕はひと月に一回やればいいなって思ってた人間だけど、それでもちょっと空いちゃうと不安になるというか、やりたいって気持ちになる。やりたいな、やり続けたいなって。

伊藤:昔、やりたくてもやれなかった時期があって、無名だから誘われなかったし。だから誘われるようになったら全部出るようにしてました。でも、今は自分達で長いツアーを組めるようになって、1年先のライヴまで決まっていたりするので、誘われてもタイミング的に出られないことがあるんですけど。

01:オールディックは本来のインディーのやり方というか。ホントにライヴで広まっていったわけじゃん。なんか海外のバンドみたいだよね。メディアの力より、実際にライヴを観た人から広まっていって。僕らミュージシャンが惚れてしまうやり方で。僕らの頃は、まず友達になって酒飲んで、気持ちが通じ合って、それから一緒にライヴやろうってことが多かったけど、オールディックはまずライヴだったんだね。だから孤高な感じがするのかな。サウンド的にもトラッドだったりラスティックだったりしつつ、ロックの匂いがあって。そこらへんがホントのミクスチャーだよね。ミクスチャーっていうか自分達のオリジナルって感じ。

伊藤:ありがとうございます。僕ら、あんまり他のバンドとつるめなかったですから。ラスティックやアイリッシュ・パンクと一緒にやる予定だったんですけど(笑)。

01:予定だったんだ(笑)。

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伊藤:「俺達、ラスティックでしょ」って言ってたんですけど賛同する人がいなくて(笑)。東京スカンクスのダビさんだけ、「自分が思ってるならラスティックって言えばいいよ」って。

01:あぁ、なるほど~。

----ラスティックのパイオニアであるダビさんは、オールディックはラスティックだと。

伊藤:でも「俺達とは反対側だけどね」とも言ってました(笑)。「反対側にいるけど、ラスティックって言葉をどんどん使ってくれ」って。

----あと01さんもオールディックもメロディアスですよね。ポップだし。

01:オールディックは歌を大事にしてるよね。歌がちゃんと響いてくる。

----歌で大事にしていることってどんなことでしょう?

01:僕は自分が書いたメッセージとメロディが乗った時の気持ち良さ。歌ってて感情が入るメロディがいいですよね。変な癖つけちゃうんですけどね。

----あぁ、伸びやかな声の中、ちょっとこう、クイッと(笑)。

01:いいんだか悪いんだか、こぶしがね(笑)。伊藤君もこぶしがあるよね(笑)。

伊藤:歌ってて、こう、気持ちいいとこがワンフレーズでもあれば良いんですよね。凄い気持ちいいとこがワンフレーズあれば、全部スッといけるんです。

----聴くほうも、ここの部分だけ凄く好きってとこがあると、全部スッと入ってきますもん。

01:わびさびですかね。

----キュンとするとこね。

伊藤:自分でもキュンとします(笑)。

01:キュンキュンするよね(笑)。人前で歌うなら多少自分に酔いしれないと(笑)。そうじゃなきゃ伝わんないのかなって。自己満足になってしまうのかもしれないけど、まずは自分が酔いしれないとね。

伊藤:自作の歌を人前で歌うんですからね。ナルシストの最たるものだし(笑)。

01:ある意味ステージに立ってる時だけは教祖様になるわけだから。その時だけは。

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