2011年4月アーカイブ

以下の公演のFEVER店頭での払い戻し期間は
公演日より2ヶ月後とさせていただきます。
営業日等もございますのでお越しになる前に1度お電話下さい。

3月12日(土)『OneLA』→ 5月12日(木)

3月13日(日)『PS XOXOX』→ 5月13日(金)

3月14日(月)『331∞ presents 音音楽 ~on music~ vol.2』→ 5月14日(土)


また以下の公演は払い戻し期間は終了いたしましたが
振り替え公演日が決定しております。
3月の公演時にご購入頂いたチケットでご入場できます。
入場順も振り替え時に販売されたチケットよりも先にご入場することができます。

3月21日(月)『DMBQ PRESENTS』→ 5月7日(土) FEVER

3月23日(水)『FEVER presents [FEVER 3rd ANNIVERSARY] NOT BORED TYO』→ 5月26日(木) FEVER


お手数おかけして申し訳ございませんが何卒宜しくお願いします。

FEVER TEL:03-63014-7899

2011/3/20の「あらかじめ決められた恋人たちへ」CALLINGの投げ銭で集まったお金の行き先です。
(3/12地震発生から3/20までの経緯は過去blogをご覧下さい。)

集まった義援金¥510,356(ライブ終了後集計時は¥502,811でしたが後日お金がきたりで¥510346になりました)をどこに振り込むかは集計時に「お任せします」とあら恋メンバーから託された。はっきりいって凄いプレッシャーだった。これだけ気持ちが入っているお金を保管するのもなかなかいことだ。その際はもちろん赤十字社へ入れれば間違いないとは思っていたが、あら恋関係者が神戸震災を経験している方もいて、話をすればするほど「(振込先を)そこでいいやでなく納得したところに入れたい」という気持ちが強くなっていた。
「ちょっと時間頂いてリサーチしてからご連絡します」ということに。
頭に浮かんできたのは3/12出演キャンセルになってしまった仙台在住のJUALALAI熊谷さんが3/14メールにて「地元の惨状も未だ信じられず、メンバーは全員無事なものの家族、友人、親類などまだ行方がわからない人たちも多数おります。」と連絡が入っていたので「被災地のリアルな状況を教えてもらえるかも」と思った瞬間でもあった。

熊谷さんとのやり取りは数回あり、西村が決めたことを書いてあら恋側へ送ったメールが内容的にも分かりやすいと思い、そのまま載せます。

>皆様
>
> お世話になっております。
>
> 義援金の件でご連絡致しました。下記で進めようかと思っております。
>
> 仙台のバンドJUALALAI 熊谷様とやりとりを進めていたのですが、
> --------------
> 「今回、相談頂いたボクらは仙台を拠点とし活動していますので、
> 宮城県に絞って考えました。
> 気仙沼市 石巻市 南三陸町
> 宮城県でも被害が大きかった3つの街の市役所です。」
> ---------------
> との連絡でした。
> 西村の返答は
> ---------------
> 正直どこの街にいれる大義名分がないので、
>平等に考えるとどこの町も必要なのは分かってるのですが、
> 残り2つの街に対してなにか悔いが残る..とうのが正直な気持ちでした。
> そこの三つの街をリサーチしたところ、
気仙沼市だけ「義援金」と「寄付金」の2つに分かれるというのが明確に書いてあり
気仙沼市・義援金/寄付金の受付について
> 義援金:被害者に対する生活支援
> 寄付金:市内の災害復旧及び復興事業に活用
> とのことでした。
> 西村的に「今は凄く人が動いてくれてて物資などは
>当時より行きやすくはなってるから未来を考えたい」と思っていまして、
> 熊谷さんからも
> 「これからは物資等よりも医療、残骸の撤去などのための支援が
>必要とされる気がします。」とあり、
> そうなると義援金でなく寄付金にあてたほうが良い、というのが現状の判断です。
> なので唯一寄付金として受け付けている気仙沼市への
>寄付金としていれようかと思っております。
> ----------------
> とやりとりしたところ熊谷様より
> -------------------
> 私は寄付金という形に賛成です。
>
> 市役所にも直接問い合わせたのですが、
> 義援金は早急に使うお金で、寄付金は今後の復興のために使うものらしいです。
>
> いってしまえば、どちらも街のために使われるお金です。
>
> 今現在、赤十字の義援金も分配に滞ってるみたいですね。
> 義援金だけでなく、救援物資、それからボランティアなども
> その采配に追われだいぶ難航してる模様です。
>
> ここまでの規模の震災は誰しも経験がないためでしょう。
> ですので、今現在どれが最善の形で活かすかなんて、
>誰にもわからないかもしれません。
>
> 寄付金であれば一年後、数年後に使われるお金であったとしても、
> 落ち着いた状況の中で有効に使って頂ける可能性は高いかと思います。
>
> そういう経緯を踏まえて、寄付金という形で納められるのは
> 一つの正しい答えだと僕は思います。
> --------------
>
> 上記をふまえて、気仙沼市への寄付、という流れで進めたいのですが大丈夫でしょう
>か?
> 西村だけで集めたお金ではないので、皆様に御意見頂ければと思います。
> 同時に、振込先を任された上で頑張ったリサーチの結果です。信用して頂ければと思います。

上記のメール送ってからあら恋側からは「それでお願いします」との返答。
4月14日振込み完了。
振込み元の株式会社ビルドはFEVERとPOPOを経営している自分が代表取締役の会社名です。
DSC_0079.JPG
その瞬間で1つこれで区切りが出来たが、正直今時点でもいろんな気持ちが交差している。
「被災地はまだなんにも良くなっちゃいない」
「自分が思うライブハウスとしての役目は少なくとも果たしている」
「はっきりいってなんにも変わってない」
もっともっともーーーーっといろんな気持ちが果てしなくあるのだが、
確実に頭ひとつ飛び出している気持ち(感覚?感情?)がある。
「やっぱり音楽は必要だった」
これは紛れも無い事実であり完全な確信。
自粛や電気問題、問題は山のようにあるが結局は音楽に救われた。
そして、今も救われている。

最近はよく知っているバンドマン関係が震災地へ行ったり、東北地方でライブをしに行っている。
「行動を起こす」素晴らしい事だと思う。
5月に入ったらFEVERスタッフと震災地へ行く予定。
もちろん物資を募り持っていきたい。でも1番の目的は1つ。
「この目で見てみたい」
百聞は一見にしかず。行った人は全員言う言葉
「行けるんなら絶対見ておいたほうがいい」
この目で確認して心に焼き付けて、今後FEVERで出来る事を考えていきたい。

今回の震災にて亡くなられた方々のご冥福を祈ります。
そしてご遺族の方々に、哀悼の意を表したいと 思います。

追伸:あらかじめ決められた恋人たちへメンバーに振込のやりとりをしている際に
1つお願いをしました。
「あら恋の皆様にお願いがあります。あら恋の事情もあると思いますが、来年も同じ形態でベネフィットの投げ銭ライブをして頂きたいと勝手に思っています。もっと言ってしまえば毎年この事をやっていきたい、というのが理想です。
人間は良い事も悪い事も忘れてしまう生き物です。
あのタイミングであの熱量を出した私たちでさえ忘れてしまうかもしれないのです。
勝手なお願いなのは重々承知ですが、是非相談に乗って下さい。」
あらかじめ決められた恋人たちへの皆様は快く承諾して頂きました!
来年以降も継続していければと思います。

追伸2:3/20のあら恋ライブの際にスペースシャワーが取材にきたい、と事前に連絡がありました。取材に来てくれたのは高根さんという男性で自分もインタビューを受けたのですが、実際この日はスペースシャワーからは自宅待機命令が出ていたそうです。いてもたってもいられなく機材を持って撮影に来てくれました。
これは今回のイベントに共感してくれたのと、クリエイターの血が騒いだのではないかと勝手に思ってますが、会社の垣根を崩してまで来てくれた事はたいへん嬉しく思いました。ありがとうございました。
その後、会社に倫理は通したらしく(?)アーカイブでご覧出来ます。
CALLING 鳴り止まない音楽

追伸3:今回一番最初にアクションを起こしてくれたのはベースの劔さんでした。関係者も「今回のライブは近年でベストだった。特に劔さんが素晴らしかった」とまで言わせる気持ちの入った演奏でした。その劔さんはライブ後汗だくで受付まで来て「僕も募金しないと!」と財布をだして募金して頂きました。金額の問題ではないのですが、福沢諭吉の顔が募金箱の中へ投入される瞬間を見た際に「カッコいいとはこの事だ」と男惚れ。今後とも宜しくお願い致します。

あらかじめ決められた恋人たちへ:NEW ALBUM「CALLING」5/25 on sale!!
レコ発ワンマン@渋谷WWW 7/9(土)

音楽は世界を救うことが出来る。
そう信じてFEVERは行動していきます。

FEVER:西村等

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